著者小中陽太郎(著)出版社未知谷発行年月2016年12月ISBN9784896425154ページ数255P9784896425154内容紹介時は、一九三〇年代戦火迫る謀略の上海。
英、日、中、ソ、五人の少年少女が運命の糸に操られつつ、繰り返す再会と別離の物語。
いずれも故郷を知らず、戦乱の雲の下、明るく生きてゆく。
やがて星移り、時変わり、平和の代わりにテロがぎた。
国境とは、国家とは、難民とは、友情とは。
作家と平和運動の葛藤を問いつつ20世紀を華麗に生きた少年たち。
しかし時代は21世紀にむかいまっしぐらに破滅へ—戦前戦中の上海体験をもとに、脱走兵救援活動、ペンクラブの作家たちとの苦闘、中露の最新の未発表文書をとりこみ、年代、実名、入り混じり、SF・映画・現代語に紛れ込み、イマジネーションとエビデンスの雲海を行く。
「三銃士」か「百年の孤独」か、新形式のハイパー・スパイ小説。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
© 小中 陽太郎 街をつなぐ、心をむすぶ